『三湘都市報』によると、湖南省長沙市のいくつかの小学校が9月4日から6日までの間、生徒を自宅学習とすると発表しました。主に暑さ対策のためとされています。
燕山小学校の通知では、9月4日から6日の期間、学生は自宅で学習し、教師はオンラインで学習指導を行います。国が準備したオンライン学習プラットフォームを使用し、オンラインで宿題の指示や質問への対応を行います。
家庭で子供の世話をするのが難しい家庭は、登校のための申請が可能で、学校側は人数に応じてクラス分けを行い、教師が生徒を管理します。
一方、別の小学校では、保護者に対し屋外活動を控えるよう指導しています。また、熱中症や熱射病の予防にも注意を促し、特別な事情がある場合はクラス担任にすぐに連絡するよう求めています。
こうした対応は、長沙市だけでなく中国全土に広がる傾向です。
自宅学習となる場合、オンライン学習プラットフォームを活用して、学習の遅れを防ぐための工夫がなされています。
近年、中国では猛暑日が増え、各地の教育機関が対応を迫られています。そんな中、四川省や湖北省などの暑い地域において一部の学校が新学期開始を1週間遅らせるという措置を取っています。
中国政府は教育機関に対して気温の高い日には無理な登校を避けるよう指導しており、各地の学校は学生の安全と健康を第一に考えた柔軟な運営を行っています。
全世界どこでも夏の気温が年々上昇しており、異常気象の影響が深刻化しています。こう猛暑や熱中症のリスクが高まる中、子供たちの健康と安全を守るため、教育現場でもオンライン学習や短縮授業などの柔軟な対応が求められるようになりました。
日本でも今年一番の猛暑となっており、中国の事例は参考になるかもしれません。オンライン学習の導入や登校開始日の調整など、柔軟な教育運営が今後さらに注目されることでしょう。