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中国の女子学生 食堂の箸トラブルからインフルエンサーに

先日、「専門学校の女子学生が2食分の食事を購入し6膳の箸を持ち帰り、盗難を疑われた」という事件が話題になりました。この事件は次第に拡大し、6月24日には当事者の女子学生が学校の食堂前で無料で1万膳の使い捨て箸を配布する事態に発展しました。

動画には、多くの学生が箸を受け取りに来る様子が映し出されており、警察と思われる人物が現場で見守る場面も確認できます。

この女子学生は動画のコメント欄で、自らがこの無料配布を計画し実施したことを認め、食堂の管理者が協議の後に謝罪したと説明しています。

この事件の発端は6月20日、厦門東海職業技術学院の女生が学校の食堂で2食分の食事を購入し、6膳の使い捨て箸を持ち帰ろうとした際、食堂のスタッフから盗みを疑われたことから始まりました。

女子学生が投稿した動画には、食堂内で女生と男性が言い争う様子が映っており、彼女は「厦門東海職業技術学院の食堂2階で、食堂の管理者が箸を多く持ち帰ることが違法であり、警察に通報する」とコメントしています。

女子学生は動画のコメント欄で、2食分の食事を異なる店舗で購入し、それに対して6膳の箸を持ち帰ったと説明し、これらの食事は彼女一人で食べるものではないと弁明しています。彼女は食堂スタッフの行為を「誹謗中傷」と捉え、謝罪を拒否されたことに対して不満を表明しています。

6月25日、厦門東海職業技術学院のスタッフは、学校側がこの件を対処中であり、具体的な処置は学校の指導部によって決定されると述べました。さらに、厦門市教育局も学校がこの事件を適切に処理するよう指導していると回答しました。

学校によると、その後、食堂の管理者と女子学生はすでに和解しました。現在、食堂では学生が箸を自分で取ることを禁止し、専任のスタッフが1食分に対して1膳の箸を配布する体制に変更されています。

この事件に対して、ネット上では賛否両論のコメントが寄せられています。多くのネットユーザーは、「箸を多く持ち帰ることは大した問題ではない」とし、「盗難」として非難するべきではないとの意見を示しています。しかし、一部のユーザーは「多くの箸を持ち帰る前に同意を得るべき」と主張しています。

この女子学生はこの事件のきっかけとしてインターネットで一気に有名人になり、今は多くのフォロワーを増やしたことでライブコマースを始めたようです。

不思議な展開になったということで、今の中国の若者インターネットを利用して稼ぐという意識の高さを読み取れます。ささやかなことも自分がインフルエンサーになるきっかけにしてしまうのに驚かされます。

参考:越闹越大!“六双筷子风波”后续女生硬刚: 免费发1万双筷子

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