最近、中国の若者たちの間で、日本での「代購(商品を代わりに購入してくれるサービス)」が非常に人気です。特に高級ブランド「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」が注目されています。
ある中国人が労働節の連休(日本のゴールデンウィークに相当)に日本でルイ・ヴィトン製品を代購し、わずか3時間で航空券代を稼ぎ出した事例もあるようです。
代購業者は商品の価格差と為替の変動を利用して利益を上げることができます。日本は円安ということで、日本で売っているブランド品は中国国内よりずいぶん安く買えます。
例えば、ルイ・ヴィトンの売れ筋商品「スピーディ・バンドリエール 20」は様々なキャンペーン割も利用して日本では1万2579元で入手できます。中国国内のショップでは1万6700元で売っています。一つのカバンだけで4000元(約8万4000円)の利益が出ます。
日本に行けない多くの中国人はSNSで「日本でブランド品を買ってほしい」と投稿しているようです。連休を利用し、日本でショッピングを楽しむ旅行客にとって、ついでに頼まれた物を買って帰るだけで結構な小遣い稼ぎになるわけです。
こういう背景もあり、専門業者だけではなく、個人旅行者や在日中国人も代購をはじめているようです。
一方で、正規の流通ルートを通さない代購行為はブランド価値や市場の健全性に悪影響を与える一方、関税の逃れという側面もあり、その是非が問われています。
出典:这个五一,我在日本代购LV,3小时赚回机票钱