近年、中国の多くの大学では専門職修士(専門職大学院生)の学生に宿舎の提供が停止され、学生は学外での生活を余儀なくされています。
校外生活は、学生にとって多くの新しい経験と学びの場を提供しますが、それと同時に、賃貸契約の複雑さや生活コストの高さといった課題に直面することになります。
大学の外で生活する際には、不動産業者を通じて住居を探すことが一般的ですが、良質な物件を見つけるのは困難であり、家賃の高騰が続いています。また、家を借りるには保証人が必要な場合もあり、学生にとってはさらなる障壁となっています。
ときに悪徳業者に騙されるケースもあります。例えば、トイレの修理に1,180元(約2万4700円、1元=21円)も徴収されたようなことさえ学生が直面したと記事に紹介されています。
この問題に対処するため、一部の大学では学外の宿泊施設と提携を強化し、学生に安価で質の高い住居を提供する試みが行われています。
しかし、ごく限られた措置であり、多くの学生は依然として厳しい状況に直面しています。また、学生が自己管理能力を高め、住居選びにおいて正しい判断ができるよう、情報提供やサポートの体制を整えることも求められています。
修士課程で勉強する学生はすでに成人しており、このような課題に直面する時の対応方法と知識を持っているべきで、事前に考えておくべきという意見もあります。
進学することを決める際に、生活コストと就職面での様々なメリットとデメリットを総合に考えて置くべきことも浮き彫りになりました。
出典:《“修马桶居然花了我1180元”:专硕生租房,难在哪儿?》