48年前の1976年7月28日、夏の夜の静けさを破って唐山市を襲った大地震は、わずか23秒の震動で重工業都市を壊滅状態にしました。
マグニチュード7.8の激しい地震により、市内の建物の97%以上が倒壊し、24万人以上の命が失われ、16万4千人以上が重傷を負いました。唐山市民にとって、この災害は忘れられない悲劇です。
当時の状況について、『中国消防』と『中国地震局』は次のように伝えています。
「1976年7月28日、大地震が唐山市を襲い、わずか23秒で街は瓦礫(がれき)と化しました。地震による被害は甚大で、24万人以上が死亡し、16万4000人以上が重傷を負いました。地震発生直後、人々は瓦礫の中で救助活動を行い、医療隊は限られた設備で傷病者の治療にあたりました。」
上海から派遣された医療隊は、懐中電灯の光を頼りに手術を行うほどの緊急事態でした。
2024年は唐山大地震から48周年にあたり、中国消防と地震局は地震が起きた時の防災知識を公開しており、自助・共助の能力を高めることを強調しています。
この歴史的な災害から学ぶことは多くあります。唐山市の復興の過程は、地域社会の団結と協力がいかに重要であるかを示しています。
また、自然災害に対する事前の備えも重要です。防災教育や訓練の充実が命を守るために必要不可欠であることを教えてくれます。
日本も地震大国であり、唐山大地震の教訓を生かして防災対策を強化することが求められます。特に、自助・共助の精神を育むことが、災害時の被害を最小限に抑えるために重要なポイントかもしれません。
参考:唐山大地震48周年,不能忘却的历史