2024年11月2日
中国・内モンゴル自治区の大草原で、旅行者が私有地の草場に誤って侵入し、500元(約1万750円、1元=21.5円)の賠償を要求された事件が注目を集めています。
2024年6月9日、ある旅行者が車で走行中、私有地である草原に入ったことで、草原の所有者に損害賠償を要求されました。協議の末、最終的には100元で和解したそうです。
この件について、旅行観光局が釈明を発表しました。「入った草原は確かに個人が所有するもので、賠償金が要求されたことについて旅行客に謝ったことで和解した」とした上、草原に立ち入り禁止の標識を多数設置することで、今後同じようなことがないように務めることも説明しました。
草原に無断で侵入するトラブルは、観光シーズンの観光局にとって毎年の頭が痛い問題です。駐車スペースを確報したり、標識や看板を設置したりして、解決策を模索し続けています。
一方で、観光客の基本的なマナーも必要です。可能なかぎり草原に入らないように心がけて、万が一、賠償金が要求される場合には、警察に相談することも一つの方法と言えるでしょう。