中国では9月に入り、全国各地の中学校や小学校が新学期を迎え、多くの未成年者が自転車や電動自転車など通学するようになりました。
しかし、未成年者の自転車事故が増加していることから、特に安全面での対策が必要と『揚子晩報』が報じています。
中国の法律『中華人民共和国道路交通安全法実施条例』では、自転車や三輪車の運転は12歳以上、電動自転車の運転は16歳以上と定められています。
しかし、実際には年齢制限を守らずに運転している未成年者も多く、事故の原因になっているとのことです。
公安部のデータによると、12歳未満の自転車事故は全体の7.5%、16歳未満の電動自転車事故は交通事故の10.3%を占めているそうです。年齢を守って運転するのは子供を交通事故から守る重要性を物語っています。
記事によると、未成年者の交通ルール遵守も安全確保の鍵だと強調されています。家庭や学校、交通管理当局が協力して、ルール意識を植え付けることが重要だとされています。
具体的な対策として、保護者の模範的な行動や安全教育の強化、学校での自転車運転授業の実施が挙げられています。また、交通管理当局は年齢制限を守っていない未成年者の運転に対しての教育や罰則を行う必要があると述べられています。
親が日常的に自転車の点検も行い、ブレーキが正常に動いていることを確認することも事故の防止策としてあげています。
また、電動自転車の利用が日本よりも普及している中国では、特に電動自転車の年齢制限が重要視されています。これにより未成年者が自転車より高速で移動する際のリスクが高まることから、特に注意が必要とされています。
日本でも自転車通学することはよくあります。中高生の自転車事故率はほかの年齢段より高いと言われています。やはり交通ルールを守っていないのが主な原因だと統計データ出ています。子供への交通ルールを徹底的教育することは事故から子供を守ることはとても大切です。